「本当に大切なゲストだけを招待したい」「準備の手間や費用はなるべく抑えたい」といった理由で最近は、少人数での結婚式が人気を集めています。
特に新型コロナウイルスが蔓延してからは感染リスクの軽減も考慮して、選ばれることが多いようです。
しかし、少人数婚を検討している人の中には
「少人数の結婚式って本当に盛り上がるの?」
「大人数でやればよかったと後悔したりしない?」
と少人数の結婚式に不安を抱く方も多くいらっしゃるでしょう。
そこで今回の記事では、盛り上がらないと思われがちな少人数の結婚式の魅力をご紹介。
合わせて少人数婚を盛り上げる人気の演出5選も紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
そもそも少人数婚とは?
少人数の結婚式とは、家族や親族のみ、また特に親しい友人などを招待して行う小規模の結婚式を指します。
人数は40名ほどのパーティースタイルの式や、10名以下のアットホームなスタイルまでと様々で、少人数であるが故に通常の結婚式とは演出や流れが大きく異なります。
例えば、代表的な例は『お色直し』でしょう。
挙式の時とは雰囲気の違うカラードレスで再登場するのが大人数の披露宴では定番です。
しかし、少人数の結婚式ではゲストとの触れ合いを優先してお色直しを行わないカップルも多いようです。
このように少人数婚には大人数の結婚式ではできない演出、作り出せない雰囲気があると言えます。
次の章からはそんな、少人数婚の魅力をみていきましょう。
盛り上がらないはウソ!少人数婚の3つの魅力
ここからは「盛り上がらないんじゃないか?」と思われがちな少人数婚の3つの魅力をご紹介していきます。
それは以下の3つです。
- ゲスト一人一人に心のこもったおもてなしできる
- アットホームな雰囲気の式ができる
- 準備の負担が少ない
それぞれ1つずつみていきましょう。
ゲスト一人一人に心のこもったおもてなしできる
1つ目の魅力はゲスト一人一人に心のこもったおもてなしができることです。
少人数の結婚式ではゲストの人数は30名ほどと、通常の結婚式よりも少なめ。
そのため、ゲストの雰囲気や好みに合わせたおもてなしを考えやすいのが最大のメリットだと言えます。
例えば招待したい親族がご高齢の方が多い場合には「和食中心の料理にしてもらおう」
お酒を飲むのが好きな方が多いのであれば 「ドリンクメニューを充実させておこう」など、個別の準備や対応をすることでゲストの方に楽しんでもらう工夫ができます。
また人数が少なく新郎新婦との距離が近い分、ゲストへの感謝の気持ちも直接伝えられるでしょう。
アットホームな雰囲気の式ができる
2つ目の魅力はアットホームな雰囲気の式ができることです。
通常の結婚式では、大勢のゲストを前に緊張してしまう新郎新婦も少なくありません。
しかし、少人数婚であれば気心の知れた仲間内でのアットホームな時間になるため、大人数に慣れていない新郎新婦でもリラックスしながら最高の時間を過ごすことができます。
また、仮に話す内容を間違えてしまってもゲストから優しい笑いが起きて和やかな雰囲気になるのも少人数婚ならでは。
人数が少ない分、ゲストと会話をしたり写真を撮ったりと濃密な時間を過ごすことができ、アットホームな雰囲気の式が実現できます。
準備の負担が少ない
3つ目の魅力は、通常の結婚式よりも準備の負担が少ないことです。
結婚式の準備は招待状や料理のコース決め、引き出物やゲストのための手配など、準備しなければならないことが多くあります。
しかし、少人数婚なら招待客の分、一般的な結婚式よりも準備は少なめ。
それぞれの内容を決めたり注文したりするのが比較的楽になりますので、日中時間が取れない方でも安心して式に臨めます。
場合にもよりますが最短で1~2週間で式を行える会場もありますので、授かり婚で準備期間が長くとれない場合や急いで結婚式を行いたい方にはおすすめです。
少人数婚なら絶対に入れたい演出5選
ここまでは通常の結婚式にはない少人数婚の魅力を紹介してきました。
しかし、食事とゲストの方達との会話だけでは盛り上がらなかったり間が持たなかったりすることもあります。
そんな心配がある場合は、以下の5つの演出を取り入れてみるようにしましょう。
- ゲストそれぞれに招待状やギフトを用意する
- 生い立ちムービーを流す
- リングガールボーイに指輪を運んでもらう
- ウエディングツリーの制作
- 新郎新婦もゲストと一緒に食事する
それぞれ1つずつみていきましょう。
ゲストそれぞれに招待状やギフトを用意する
10~30人程度の少人数婚なら、ゲストひとりひとりに合わせた招待状やギフトを用意する演出も良いでしょう。
数が少ない分、ひとつひとつに時間をかけることができますし、手書きのメッセージをいれたりデザインを変えたりとオリジナルの招待状にすることでゲストに喜んでもらえるでしょう。
メッセージを送る方法としては、招待状やメッセージカード、メッセージウォール、感謝状など様々な方法があります。
サプライズを狙うなら、お料理のお皿の下にメッセージカードを忍ばせておくのもいいでしょう。
お食事が終わり、お皿を下げた時にメッセージカードが出てくるので、最後に驚く仕掛けになり、結婚式が最後まで感謝で溢れた物になりますよ。
生い立ちムービーを流す
生い立ちや思い出などをムービーにして流すのは盛り上がる演出の定番のひとつです。
招待しているゲストである家族や親族の若かりし日の姿を映し出せば思い出話にも花が咲き、より一層盛り上がります。
また、大人数の結婚式では知っている人が限られすぎて話せない家族しか知らない身内ネタも盛り上がります。
「実はあの時は〇〇だった」「言ってはないけど〇〇なことがあった」など、日常の中では細かすぎて話せない話を盛り込んでみましょう。
リングガール(ボーイ)に指輪を運んでもらう
リングガール(ボーイ)は、バージンロードを歩いて結婚指輪を新郎新婦の2人に届ける子供を指します。
家族や親族の子供にやってもらえば、可愛らしい姿にその場が和むこと間違いなし。
子供が泣いても笑っても、「頑張れ!」と暖かな声のあるアットホームな雰囲気になりそうですよね。
またそれが親族のみの少人数婚なら、子供たちの緊張も少なくすむかもしれませんね。
ウエディングツリーの制作
ウエディングツリーは、受付時に枝のみが描かれている台紙を用意しておき、ゲストにペンやシールを使って1本の木を作り上げてもらう演出です。
ゲストから新郎新婦に対して「ふたりの結婚を認めます」という承認の証としての意味があり、祝福を目に見える形で残しておくことができます。
台紙のデザインによっては10名程度でも可能ですが、隙間が多く寂しくなってしまうので、おすすめの人数は30人前後でしょう。
親族からの祝福を形にでき、式後は家にも飾れるウエディングツリーを制作すれば、結婚式後も最高の思い出になりますね。
新郎新婦もゲストと一緒に食事する
少人数婚ならではの演出として、新郎新婦もゲストと一緒に食事をするのも素敵でしょう。
披露宴といえば円卓テーブルをゲストが囲んでいますが、場所によっては新郎新婦が見えづらかったり、コミュニケーションが取りづらいことがあるんです。
しかし、少人数婚であれば長テーブル一卓にして、新郎新婦も歓談の時間は同じテーブルで食事を楽しむという演出もできます。
同じテーブルで気軽に写真を撮りながら、最高の思い出を形に残しましょう。
まとめ
少人数婚の魅力はゲストに寄り添った演出で結婚式をアットホームな雰囲気にできることです。
規模が小さい分、ひとりひとりに心のこもったおもてなしができますし、日常の中では言いづらい会社の言葉を直接伝えることで、家族や友人との絆がより深まります。
もちろん少人数の結婚式ならではのメリット、デメリットはありますが少なくとも「少人数だから盛り上がらない」なんてことはありません。
どのような結婚式にしたいのか、誰を招待したいのか、2人でしっかりと話し合って一生に一度の結婚式をふたりの思い入れの詰まったものにしてください。