結婚式に訪れるゲストが最も楽しみにしていることとして、披露宴の際に提供される美味しい料理が挙げられます。
実際、 マイナビウエディング が結婚式に参列経験のある1,333名に『招待されて嬉しい結婚式(複数回答可)』についてアンケートを実施してみたところ、1位は83.7%で『料理が美味しい結婚式』と回答する結果になりました。
これは2位の47.9%が回答した『スタッフの接客が良い結婚式』と比較すると、大きな差が開いていることがわかります。
つまり、裏を返せば料理が美味しくない結婚式は、ゲストにとって悪印象を与えるということに繋がってしまう恐れがあるということです。
しかし、この記事に訪れた方の中には
「料理をこだわりたい気持ちは山々だけど予算が…」
「ゲストに喜んでもらえる料理を出すにはどうしたらいいの?」
と悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。
そこで、今回の記事ではゲストにしょぼいと思わせてしまう料理の特徴から、そう思わせないためにできる3つのことを解説していきます。
この記事を最後まで読めば、結婚式で大きな予算を料理にかけなくても、ゲストに満足してもらえる方法がわかりますので、ぜひ最後までご覧ください。
「結婚式は料理が大切」とわかっていてもグレードアップできない理由
上記の調査結果では、上位に上がっている他の基準として『スタッフの接客』『会場のおしゃれさ』『駅からの近さ(アクセス良さ)』などがありますが、中でも料理はダントツ。
冒頭でもお話しした通り、婚礼料理は訪れたゲストにとってその結婚式の印象を決める大きな要因になっていると言えます。
しかし、料理のグレードを上げる決断は、そこまで簡単には下せません。
なぜなら、料理のグレードを上げるということはグレードアップ×人数分、結婚式費用の値段が上がってしまうことになるからです。
例えば招待客60名で10,000円の料理から3,000円ほどグレードをあげた場合、3,000円×60名分=180,000円も金額が上がることになってしまいます。
だからこそ、一般的に「料理のグレードにこだわることは大切」と言われているのはわかっていても、それが実現できないカップルが多いんですね。
しかし、ゲストに料理で満足してもらうための方法は必ずしも費用をかけてグレードアップすることだけではありません。
この記事の最後にはこれから結婚式を控えるカップルがやるべき3つのことを紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
ゲストがしょぼいと感じる婚礼料理の3つの特徴
ここからは結婚式に来てくれたゲストが「この料理しょぼいな…」と感じる婚礼料理の3つの特徴を見ていきましょう。
その特徴は以下の3つです。
- 料理の味がまずい・量が少ない
- 見た目や盛り付けが工夫されていない
- 出来立てが提供されない
1つずつ見ていきましょう。
料理の味がまずい・量が少ない
1つ目の特徴は料理の味や量に関してです。
ゲストは口には出しませんが、「支払ったご祝儀に対して見合ったクオリティなのか」を無意識の内に考えています。
そのためわかりやすい料理の味や量に関しては非常にシビアに見ている方が多いんです。
- フルコースと聞いていたのに料理が4品しか出てこなかった
- パンなどもおかわりができず物足りなかった
- メイン料理が牛肉ではなく豚肉が使用されていた
- 飲み物のバリエーションが少なかった
もちろん、味の好みは人によって違いますし、適切な量も男女によって違いますが、実際の大手結婚式場サイトを見ても上記のような点はよく批判の対象になります。
そのため結婚式の料理を比較検討する際には、外してはいけないポイントを押さえてグレードを決める必要があるんですね。
見た目や盛り付けが工夫されていない
2つ目の特徴は料理の見た目や盛り付けに関してです。
味や量と同じくらい重要視されるのが料理の見た目や盛り付け。現在ではSNSが主流になり、訪れた結婚式の料理を写真に収める光景は当たり前になってきました。
そのため見た目が華やかで彩りの綺麗な料理はゲストに喜ばれやすいです。
しかし、「結婚式の料理は美味しそうで当たり前」というハードルがあるからこそ、盛り付けがしょぼい料理に対するジャッジは厳しいものになりがちです。
だからこそ、味や使用する素材と同じくらいに、試食の際には盛り付けにも注目をして見てみることをおすすめします。
出来立てが提供されない
3つ目の特徴は料理が提供されるスピードや仕上がりに関してです。
結婚式の料理は基本的に量も多くコース料理になっているため、サーブしてくれるスタッフの連携が重要になります。
この連携が取れている会場であれば、ゲストの元に料理を出来立てで提供してくれるのでより一層、料理を美味しいものにしてくれます。
しかし、反対に連携が取れていない結婚式場にお願いしてしまっては、冷め切った料理がゲストに届くという最悪の事態を招いてしまうことも…。
これは防ぐのがなかなか難しいトラブルですが、式場見学の際の印象や口コミの評価などを踏まえて式場を決めるようにすれば、ある程度回避することができるのでポイントとして押さえておきましょう。
料理でゲストに喜んでもらうためにやるべき3つのこと
では、具体的に結婚式でゲストに喜んでもらえる料理を提供するには、事前にどんなことをやっておくべきなのでしょうか?
ここでは具体的な3つのアクションをご紹介します。
- 事前に試食は絶対
- 第三者の料理に対する意見も参考にする
- 予算と相談しながら一品だけグレードを上げる
それぞれ1つずつ見ていきましょう。
事前に試食は絶対
結婚式場が主催するブライダルフェアでは、結婚式場の見学と併せて式当日の料理を試食できる『試食会』というイベントがあります。
こちらのイベントは無料で参加することができ、式場を決める前に料理を試食することができるため、参加は絶対に必要です。
試食会で味や見た目の比較をすることで「料理にこだわった式場なのか?」を見極めることができるようになります。
特定の式場に強いこだわりがない限りできれば、比較をするためにも3件以上を回るようにしてみると違いが見えてくるはずです。
また、試食会を含む式場見学の際にみておくべきポイントは以下のページで解説していますので、気になる方はぜひお読みになってみてください。
第三者の料理に対する意見も参考にする
また、式場を選ぶ上で絶対に欠かせないのが『第三者の客観的な意見』です。
というのも、見学ではどの会場も自分達の結婚式場の魅力を前面に押し出してPRしてくれるため、全てが良く見えるのが正直なところ。
その場で、自分達が感じたものだけで判断をしてしまっては、後で冷静になった時に後悔してしまうこともあるんですね。
だからこそ、式場に訪れたことがある人の冷静で客観的な意見は非常に重要になります。
「他の人はこの料理をどう思ったのか?」
「自分達以外の見学の際は、どうだったのか?」
など、自分達だけでは見えない式場の様子を知ることが大切です。
特に、自分の娘・息子の幸せを第一に願う親の意見は参考になります。
なぜなら、両親も元を辿れば結婚式を挙げたことのある先輩カップルだからです。
このように自分達の思いと、客観的な評価を見定めながら最適な式場を選んでいきましょう。
予算と相談しながら一品だけグレードを上げる
最後に、結婚式全体の予算と相談しながら一品だけグレードを上げてみましょう。
大切なのはゲストが「料理が美味しかった」と満足して帰ってもらうこと。
その点で考えるのであれば「印象に残った一皿があるかどうか」が大切なポイントとなってきます。
だからこそ、前菜からデザートまで全てのグレードを上げる必要はありません。
試食会で食べた中で2人が「どうしてもこの一皿だけは食べてほしい!」と思えたものだけを、グレードアップしてみましょう。
ただし、結婚式場によっては一品だけのグレードアップができない会場もありますので、申し込みをする際に事前の確認を忘れないようにしてください。
まとめ
結婚式の料理でゲストにしょぼいと感じさせないために、一番手っ取り早いのはお金をかけてグレードを上げてしまうことです。
しかし、必ずしも量を増やした、クオリティを上げたからといって喜んでもらえるとは限らないのが婚礼料理の難しいところ。
とにかく大切なのは式を挙げるカップルが「ゲストのためを考えて、どれだけ準備をしたのか?」ということです。
だからこそ、今回ご紹介した3つのやるべきことは必ず実践して、自分達の理想の結婚式場を見つけてみてください。
久留米・鳥栖エリアで料理にも定評のある結婚式場は以下のページで詳しく解説していますのでぜひ参考にしてみてくださいね。